一般社員研修:Gemini初級編
情報この研修でできるようになること
Geminiの基本ツール2つ(Gem・Gemini Notebook)を、環境設定から実際に手を動かして使えるところまで、研修形式で進められる構成にしています。各パートが「説明」と「実践ワーク」のセットになっているので、そのまま社内研修の台本として使えます。
注意研修前に確認:Gems機能は2026年10月20日に廃止予定
Googleは、Gemini上のGems機能を2026年10月20日をもって廃止すると案内しています。この研修を10月20日以降に実施する場合、②③のGemパートはそのままでは使えません。後継の「スキル」機能への移行状況をGems(Gemini)で確認してから、研修日程・内容を決めてください。
研修の進め方
- 対象:Geminiを使い始めたばかりの一般社員
- 所要時間の目安:90〜120分(説明30分+実践ワーク60〜90分)
- 流れ:①環境設定 → ②Gemの使い方 → ③Gemの作り方 → ④Gemini Notebookの使い方 → ⑤Gemini Notebookの作り方 → ⑥Gemini×Gemini Notebookの使い方
- 準備物:参加者全員分の会社Googleアカウント、研修担当者があらかじめ用意した題材ノートブック(社内マニュアル・FAQ等)
①環境設定
確認すること
- 会社のGoogleアカウントでログインできているか(個人アカウントと混同していないか)
- Geminiにアクセスできるか
- Gemini Notebookにアクセスできるか
- Geminiの連携設定(左下「設定とヘルプ」→「アプリ」)で、Gmail・カレンダー・ドライブ・ドキュメントがオンになっているか
注意⚠️ つまずきやすいポイント:個人アカウントとの混線
会社のPCでも、個人のGoogleアカウントでログインしたままだと会社のデータと個人の情報が混ざります。研修開始前に、必ず会社アカウントでログインし直してもらってください(詳しくは会社のAIに切り替える)。
実践ワーク:ログイン確認
参加者全員に、次の3ステップをその場でやってもらいます。
- Geminiを開く
- 画面右上のアイコンで、ログイン中のアカウントが会社アカウントか確認する
- 「設定とヘルプ」→「アプリ」で、Gmail・ドライブがオンになっているか確認する
②Gemの使い方
説明
Gemは、指示文と知識ファイルを設定した「自分専用のGemini」です。まずはGoogleが用意した「プリメイドGem」を試して、感覚をつかみます。
- Geminiの画面左側「Gem」からプリメイドGem一覧を開く
- 「学習コーチ」または「ブレインストーミング」を選ぶ
- 簡単なお題を1つ渡し、通常のGeminiとの応答の違いを体感する
実践ワーク:プリメイドGemを試す
プリメイドGemを1つ選び、次のいずれかのお題を渡してみてください。
例お題例
- 学習コーチに「〇〇(自分の業務)について、初心者にもわかるように3つのポイントで説明して」と聞く
- ブレインストーミングGemに「△△(今抱えている業務課題)の改善案を5つ出して」と聞く
やってみて、「毎回この前提を説明しなくていい」という感覚がつかめたか、隣の人と話してみてください。
③Gemの作り方
説明
Gemsを作るの手順で、自分専用のGemを1つ作ります。
- 「Gem」→「Gemを作成」を開く
- 名前と指示(カスタム指示)を書く
- 必要なら「知識」に資料を追加する(Drive内のファイルを指定できます)
- プレビューで試してから保存する
ヒント指示文は5行程度から
最初から完璧を目指さず、まず5行程度で作り、使いながら1行ずつ直していくのが近道です。
実践ワーク:自分専用Gemを1体作る
自分が普段くり返している作業を1つ選び、その係を務めるGemを作ってみてください。
例お題例
- 「メール返信の下書き係」:丁寧だが簡潔、箇条書き多用が好み、といった自分の文体をカスタム指示に書く
- 「議事録整形係」:箇条書きのメモを渡すと、決定事項・次のアクションに整理し直す指示を書く
作ったら、実際の業務に近いメモ・文章を1つ渡して、期待どおりに動くか確認します。うまくいかなければ、指示文を1行足して調整してみてください。
④Gemini Notebookの使い方
説明
Gemini Notebook(旧NotebookLM)は、アップロードした資料の中身だけを根拠に答えるツールです。指示文の設計が不要なため、Gemより習得コストが低いのが特徴です。
研修担当者があらかじめ用意したノートブック(社内マニュアル・FAQ等)を使い、まずは「使う側」を体験します。
- 共有されたノートブックを開く
- 中央のチャット欄に質問を入力する
- 回答と一緒に示される出典(該当箇所)を確認する
実践ワーク:既存ノートブックに質問する
配布されたノートブックに、次のいずれかを聞いてみてください。
例お題例
- 「この資料の中で、一番重要なポイントを3つ教えて」
- 「〇〇(資料に載っている具体的な用語・手順)について詳しく教えて」
回答が出たら、示された出典を実際に開き、資料の該当箇所と一致しているか確認してください。
⑤Gemini Notebookの作り方
説明
Gemini Notebookを作るの手順で、自分でノートブックを1つ作ります。
- Gemini Notebookで新しいノートブックを作成する
- 資料をアップロードする(PDF・Googleドキュメント・音声ファイル・Webページ・YouTube動画に対応)
- アップロードが終わったら、チャットで質問してみる
実践ワーク:自分の資料でノートブックを作る
自分がよく参照する資料(マニュアル・過去の提案書・議事録など)を1つ選び、ノートブックを作成してアップロードしてください。アップロードが終わったら3つ質問し、回答の精度を確認します。
ヒント共有までやってみる
時間があれば、作ったノートブックを隣の参加者に共有し、相手からも質問してもらってください(共有の手順)。
⑥Gemini×Gemini Notebookの使い方
説明
Geminiのチャット画面から、作成済みのGemini Notebookを直接呼び出せます。ノートブック単体で使うより、普段の会話の流れの中で資料を参照できるのが利点です。
- Geminiのチャット入力欄「+」ボタンから「その他のアップロード」→「Notebooks」を選ぶ
- 使いたいノートブックを選んで追加する
- そのまま「〇〇についてまとめて」等と質問する
実践ワーク:Geminiからノートブックを呼び出す
⑤で作った自分のノートブックを、Geminiのチャット画面から呼び出してみてください。呼び出した状態で、ノートブック単体で使ったとき(④⑤)と比べて何が変わったか(会話の続きで使えるか、他の話題と混ぜて聞けるか)を確認します。
ヒント複数ノートブックの横断
慣れてきたら、ノートブックを2つ同時に追加し、両方をまたいだ質問(「AとBの資料を比べて、共通点を教えて」等)も試してみてください。
研修チェックリスト
- 会社アカウントでGemini・Gemini Notebookにログインできた
- プリメイドGemを1つ試した
- 自分専用のGemを1体作り、実際の業務メモで動作確認した
- 配布されたノートブックに質問し、出典を確認した
- 自分の資料でノートブックを1つ作った
- Geminiからノートブックを呼び出して質問した
出典・関連
- Gems(Gemini)/Gemsを作る
- Gemini Notebook/Gemini Notebookを作る
- 会社アカウントへの切り替え:会社のAIに切り替える
- 上位:AI活用マップ